◎
坂口一俊 技術管理室長 生
コンと
アスファルトの現在の
状況についてという御質問でございます。
コンクリートや生
コンの
関係でございますけれども、生
コンの材料となる
セメントの
価格が、確実に上がっているというところでございます。日本の企業のそれぞれ事情が少し違うこともあるんですが、
価格をばらばらに上げている。その要因も少し分からないというところで、今、組合と交渉中であるというところです。それと資材は海外からの輸入が多く、多くが
長野県に一番近い新潟などの上越のほうで扱っているところですけれども、それが船を一旦大型から小さい船に乗り換えというところもあったりして、今の現状で維持できるのか、また港のようなところをどこか違うところに変えなければいけないのかということがあり、困難な
状況にあるというお話を聞いております。そういう
セメント価格が不安定な
状況の中で、生
コン価格も上げざるを得ないというお話も聞いております。具体的にいつ上げるというところまではお聞きしていないんですけれども、すでに各社そういう検討に入っているというお話を聞いております。
アスファルトにつきましては、具体的にこのような
状況にあるというお話は伺っていませんが、引き続き我々のほうからも
状況を確認しながら、また市場の取引のところを注視できるように、いろいろな情報を集めて迅速な改定につなげていきたいと思っています。
◆
服部宏昭 委員 業界のほうからも資材の値上がりについて、大変苦労しているようですが、
長野県の
建設部はいち早くそれに対応していただいていると聞いております。大変御苦労なことでございますけれども、生
コンをはじめ、
アスファルトや
資材単価の値上げを
設計段階から上げていただくようにして、業界へあまり迷惑かけないようにしていっていただきたいということは、今後もよろしく
お願いしたいと思います。
さて、
森林税がいよいよまた継続ということで、知事からの提案があって、議会もまだ審議中ですけれども、私は認めざるを得ないと思っております。
建設部でも
河畔林だとか、大分活用しています。ですから、その辺については、
建設部としてどのようなところへ活用をさせてもらうかということがあったら、教えてください。
◎
川上学 河川課長 森林税を活用した特に
河畔林整備について御質問いただいております。
森林税の
関係で、県の
河畔林整備ということですが、例えば、水害の発生の要因となるおそれがあるものなどについて、
河畔林の
整備ということで
森林税をこれまで活用してきたところでございます。また、
市町村においても同様に
準用河川などにおいて、そういったものを使ってきたというところでございます。
市町村の
関係については、まだ今後やらなければいけない
準用河川等ございますので、こういった事業について、要望も出されているところでございまして、
森林税を活用した
河畔林整備は、これからもまだやるべき箇所が残っている
状況にあると考えております。
◆
服部宏昭 委員 分かりました。それで、今、
課長さんの
説明で分かりました。
市町村が管理している
準用河川なり、
普通河川も
整備しなければいけない。1級
河川だけでなく、
雑木等がたくさん
河川の中にあって、
災害を引き起こしやすいんです。ですから、それは直接そういう事業をできないにしても、県の
河川課なり、
建設事務所を通じて、指導してやっていただきたいと思います。どういう
河川であっても
災害を被ってしまう場合があり、
災害を被るのは住民です。
災害を被ってしまった後、改修したりするのは大変ですから、ぜひ指導していただきたいと思います。
それから、今、林業の
関係がありましたけれども、これは
建築のほうでお聞きしたいと思います。
高層ビルでも
集成材等で7階建て、8階建てでも中央のほうでは木材を使って
建設されている事例が幾つもあります。
長野県は80%が森林ですので、もう伐期が来ているカラマツなどの優秀な木がたくさんございます。今、全国の
森林業の会長をやっていますけれども、
林野庁長官にも
お願いしてまいりましたが、できるだけ
建築に充ててもらいたいと、
利用してもらいたいということなんです。それには伐採して乾燥したり、加工したりしなければなりません。今、ウクライナで大変な目に遭っておりますけれども、外国から木材が入ってこない。だから、
工務店など、いろいろな活用に非常に困っております。ですから、
工務店に対する指導も地元の県産材等を使ってもらえるように指導するとともに、
林務部のほうにも
お願いしてあります。
乾燥機だとか、いろいろな専用の機械や、AIなどを活用している
スマート林業も通じて
お願いをしておりますけれども、
長野県として、地元産材をもっともっと活用してもらいたいということを
お願いしたいんですが、その辺について、
塩入建築技監から
お願いしたいと思います。
◎
塩入一臣 建築技監兼建築
住宅課長 県産木材の
利用の促進についての
お尋ねでございます。
委員申していただきましたように、様々な技術の開発によりまして、木材の
利用の機会、建物についての
利用機会というのが幅広くなってきてございます。また、足元でまいりますと、
工務店さん等々地域でしっかりと使っていただいている皆様がいらっしゃいますので、両面からしっかりと支援ができればと考えてございます。
まず、
工務店さんなどの足元でしっかり使っていただくというところにつきましては、本年度始めました信州健康ゼロ
エネ住宅につきましても、木材の
利用促進という点に力を入れてございます。そこについては、主伐期に来ている木が大変多くなっている中で、その木をしっかり使うということがゼロカーボンの面も含めまして、つながってくるところがございますので、引き続きしっかり取組ができればと考えてございます。また、大きなものなどの新しい技術につきましても、幅広く木造の
建築物が進むように情報をしっかりと収集をして、共有ができるような取組ができればと考えてございます。どうぞよろしく
お願いいたします。
◆
服部宏昭 委員 分かりました。よろしく
お願いします。
それから、
落合橋がいよいよ架け替えに
決定して準備していると思います。今、どのような
状況か、
設計段階か、調査設計しているのか、発注はいつ頃になるか、地元からもよく聞かれますので
お願いしたいと思います。
それと
丹波島橋についても
渋滞解消で様々なことで、南と北で連携が取れないということでありますけれども、それらについてはあのままでいいという考えなのか、お聞きしたいと思います。
それから、
小布施橋についてですが、あれが長くて細くて困っているんです。例えば、リンゴを消毒するスピードスプレーヤーが渡りに入ってしまうと、永久に向こうに着くまで
追い越しもできないということで非常に地元では困っています。何とかしてくれという話なんですけれども、全部広くすれば一番いいけれども、せめて
追い越しぐらいできればいいんですけが、そんなこともできるかどうか分かりません。
委員長がいるから聞くわけではないけれども、千曲大橋も今、
お願いをしている。これも
北部幹線、
長野市さんで大きな
道路を開けていただいていますが、あれが国道18号までまだタッチしていません。
小布施橋と
村山橋の間は、大体5キロあると聞いてます。
小布施橋と
村山橋の間はせめて千曲大橋を
お願いしたいと、この前も
三木市長を中心にして御陳情、御
要望活動がありました。私も参加しましたけれども、その辺のことをあのときも答えてはいただいたですけれども、正式に
委員会として少し聞かせてもらいたいと思います。よろしく
お願いします。
◎
青木謙通 参事兼
道路建設課長 犀川、千曲川に架かる4橋の
落合橋、
丹波島橋、
小布施橋、千曲大橋の
関係についての
お尋ねでございます。では、初めに
落合橋の現在の
状況ということでお答えさせていただきます。
落合橋につきましては、
令和3年の
補正予算で
国庫補助として
新規採択をされております。今年度につきましては、
地質調査、橋梁の
設計等を進めてまいる予定で、
地質調査につきましては、
長野県
建設事務所から聞いた話ですが、1月から現場に着手をするということで、現在、橋梁の設計に入る手前の
地質調査をやるような段階に入っている
状況になっていると思います。皆さんが言われたとおり、
老朽化かつ渋滞も発生するということで、安全のためになるべく早く架け替えするよう進める努力をしている
状況ということで、
落合橋については以上でございます。
次に、
丹波島橋でございます。
丹波島橋につきましても、9月に
服部委員からの
一般質問でお答えしていますし、今回も
池田議員より質問をいただいたところでございます。その中でもお答えしておるところなんですが、特に
丹波島橋は、新橋も含めてですが、
丹波島橋周辺の
交通要路の拡大と、
自動車利用者の総量抑制、自転車も含め、市とも一緒にやるんですが、そういったものの抑制、それから3点目に交通分散による渋滞対策ということで、新たな橋も含めた課題整理ということで、研究会のほうで取り組んでいく
状況でございます。現在の橋の前後も含めてそこを拡幅ですとか、いろんな方法でやるにつけても、なかなか事業費自体莫大にかかるというところもあるので、その辺も含めて架橋位置も検討する中で、課題の整理を進めていきたいと考えております。そういうことで検討をしている
状況なので、いましばらく、その辺の
状況を温かく見守っていただければ大変ありがたいと思っているところでございます。
それから、
小布施橋についてです。
小布施橋につきましても、言ったとおり、これも架設から50年以上たっている橋ということで、橋梁の塗装ですとか、耐震対策、それから補修等、随時
道路管理をしっかりやっている
状況でございます。先ほど
委員が言われたとおり、スピードスプレーヤーが通れば、なかなか追い抜きもできずに、自動車が渋滞するような
状況ということでございます。こちらにつきましては、本線のほかに横に側道橋ということで歩道をつけており、そちらは安全に通れる
状況ですが、いかんせん幅が狭いということで、
委員さんも御存じのとおりトラス構造という三角のものを両側に設けている
状況で、これは主部材なので、そこを切ったりとかすると落橋にも通じるということで、そこを拡幅するのは非常に難しいので、やるとすれば架け替えるか、さらにそれに代わる1本、屋島橋みたいな
状況で2車線造るとか、そういうことが考えられるかと思います。1キロを超える長い橋で、
落合橋について今のところ約180億かかるということで、
村山橋についても4車線で約230億かかったので、2車線で
整備するとその半額という話になると100億超えということになりますので、今すぐにはなかなか着手できない
状況でございます。いずれにしましても、御迷惑をかけているところですが、しっかりと橋の補修、点検等をして、もう少し頑張って使っていただいて、さらには新しい橋、また架け替えができるよう努力をさせていただきたいと思います。
それから、最後になりますけれども、千曲大橋についてでございます。先ほど
委員が申 し上げたとおり、12月に須坂市の
三木市長さんをはじめ、こちらのほうに御要望に来ていただきました。大変ありがとうございました。今回、請願も出されているということで聞いております。そのときもお答えしたところなんですけれども、新橋の構想区間につきましては、県道網がなく、都市計画
道路の位置づけもないような
状況でございます。今、予定されている接続先として、
長野市の
北部幹線、湯谷から通る古里に来る
北部幹線についても、国道18号からみて東側の終点側約2キロメートル区間については、しなの鉄道をくぐったところから国道18号まで2キロメートル区間については、まだ事業化がされていない
状況でございます。そういう
状況ではありますが、
長野都市圏総合都市計画交通計画の中では、
災害に対する備えとして、多重性を高めるために構想路線の取組も推進することが明記されているところでございます。そんなところから、今、県事業として早急に新橋を
建設することは難しいと考えておりますけれども、中期的には
市町村等による調査を実施するとともに、先ほどの都市計画の中で調査することになっていますので、今後、須坂市をはじめ、高山村、
長野市とともに研究をしていきたいということで、御容赦のほどよろしく
お願いをしたいと思います。
以上、4橋についてのそれぞれの回答となります。よろしく
お願いいたします。
◆
服部宏昭 委員 分かりました。
それで、最後ですが、国道19号も大変な
災害があったりして、信州新町の入り口のみすず橋ですけれども、国道が片側通行になっています。ですから、あの19号のバイパスといいますか、何か
災害があったときに迂回路として大変だということが地域では盛り上がっております。ですから、私は国道19号から直接オリンピック
道路へ、白馬
長野線ですか、あのバイパスへつなげるような方法はできないかと絶えず思っておりますけれども、
建設部としては何かいい案があるどうか。分かる範囲で
お願いします。
◎
青木謙通 参事兼
道路建設課長 国道19号の渋滞というか、崩落を含めた
状況の中でバイパス等のいい案がないかということでございます。小松原については、現在この2月1日から全面開放しております。それ以後、今回1回だけ基準に基づいて、9月3日に1日だけ交通止めになったということですが、それ以降は今のところ通れる
状況でございます。
それから、みすず橋の南側、こちらについては対策
工事のため、長い区間ではありますけれども、現在も片側交通でやっている
状況でございます。その間、迂回路ということで、それぞれ大型車については大町側からは県道大町明科線を通って国道403号線などを大きな迂回路として設定できる
状況でございます。そういった中で、管理が国土交通省
長野国道
事務所にはなりますけれども、抜本的な改良として現道をいかにするかということは、なかなかいい案がないところです。
委員が言われたとおり、例えば今の白馬有料から先に向けて開けておくことも案としてはあるかと思いますけれども、なかなか難しいところがあります。県としてやるとすれば、今、言った県道も含めた迂回路の
整備はしっかりやっていかなければいけません。大型車は大変苦しいのですが大きく迂回してもらう方法もあるのですが、特に生活されている方については毎日の通勤通学ということになると非常に大変だという話もあるので、迂回路
整備については、信濃信州新線、
長野信州新線を含めて徐々にはやっておるところです。
大きなバイパス等につきましては、今後
状況を見る中で、
長野国道
事務所、国土交通省とも研究しながら、いい案があればしっかりやっていきたいと考えております。以上でございます。
◆
服部宏昭 委員 分かりました。人が話すことなんだけれども、全然進まないんです。だから、思い切って、オリンピック
道路から国道を抜けて信濃信州新線になりますけれども、そこを通って、
トンネルを開けるという案が昔からあるんです。ですから、ある程度具体的に絞って、国土交通省からも支援していただいて、また今後考えていくように
お願いしたいと思います。
最後になりますが、
長野荒瀬原線で飯綱町の区間で芋川というところがあるんですけれども、そこの歩道が長い距離をとれていないんです。子供さんが非常に危なくて困っております。地元からも要望が強いんですけれども、ほかも歩道設置をかなりやっていただいていますから、あまり強いことも言えませんが、今後考えていただきたいと思います。
◎
栗林一彦 道路管理課長 今、
委員がおっしゃる荒瀬原線の車道側は歩道が拡幅されて、センターラインがあるけれども、歩道がないという区間でよろしいでしょうか。歩道の
整備というのは昨年の千葉県八街市で通学路の通学児童のところにトラックが突っ込んだ事故を契機に、全国で通学路の緊急点検というのを行っていて、要対策箇所、
長野県内650か所ほどあるんですけれども、そこをとにかく緊急的に対応しようということで、優先して対策を講じております。今、
委員がおっしゃった区間というのは、その要対策箇所に実は入っていなくて、優先的に実施する箇所ではないです。ですので、しっかり交通
状況は注視してまいりますので、もう少しお時間いただければと思います。
◆大畑俊隆
委員 建設部におかれましては、本当に
災害復旧、そして国土強靭化の事業について、本当に懸命に御尽力をいただいていることに改めて感謝を申し上げたいと存じます。
本日は
建設部から御
説明で、
令和4年度の11月の
補正4号、そして5号の御
説明をいただきました。順を追って行きますけれども、まず
補正の4号について、この債務負担の行為、約14億円ということで、その他の行為も含めて15億になっています。今の前倒しで春夏の観光シーズンの事業に向けて早期の対策を講じていくということで、主な内容は舗装の
道路の修繕工とか、区画線の引き直しということで、県単を入れて約66か所ということが明示されています。この債務負担行為の中の14億円については、どんな基準があって、66か所を挙げているのか。その経緯について少しお教えをいただければありがたいです。
◎
栗林一彦 道路管理課長 今回の
補正の中身ですけれども、大体毎年の実績を基に金額を計上しております。例年、当県は雪の降るところが多くて、除雪を行うことによって、一冬過ぎると除雪の影響で区画線が消えていたり、あと雪の
関係で舗装の痛みがすごく進んでいたりということが春先になって分かるので、大体その春先に対応する事業量が、例年の実績で大体分かりますので、それをベースに計上してございます。
◆大畑俊隆
委員 その中で、66か所を選定しているというのは、例えば観光シーズンに向けた
道路の舗装を含めてということで、恐らく全県的に網羅されているんだと思うんですけれども、この66か所という選定においてはどういう基準といいますか、そこだけ
お願いします。
◎
栗林一彦 道路管理課長 ここに66か所と書いてございますが、春先に実際やるとき、この66か所全てやるかというと、実はそうではなくて、今、分かっている範囲で区画線が少し消えているとか、少し舗装の痛みがひどいという箇所を分かっている範囲で挙げているものとなっています。実際に行うところは春先の
状況を見て、悪いところからやっていくということで66か所固定ではございません。
◆大畑俊隆
委員 分かりました。舗装の修繕
工事というのは、今日、
栗林課長さんからも御報告がありましたけれども、
道路上の事故が結構多くて、そういうことも含めて、しっかり舗装は取り組んでいると思います。ぜひとも債務負担行為14億円を使って、きちんとした
道路の舗装を
お願いできればと思います。
続いて、
資料6ですけれども、16億円の増嵩ということで組まれましたが、当然地質の部分で掘削していって脆弱だったということが分かったということです。地質について今の科学的な技術において、これはある程度想定できるのかどうか、それとも掘削してみなければ分からないのかどうか、そこを
お願いいたします。
◎
青木謙通 参事兼
道路建設課長 地質の
関係の
お尋ねでございます。狸平の
関係ですが、もちろん
地質調査はボーリング等を含めて実施をしております。ただ、やるのがどうしてもポイントポイントで掘るしかないですし、例えば電気探査と言って、地質の
状況を調査もしておるんですけれども、それはあくまでも想定でございますので、実際のところは最終的には掘ってみなければ分からないというのが、正しいお答えかと思っています。
多分、一番増嵩の原因となるのは、特に今回こちらについては、西側から
トンネルを掘ってきたところなんですが、どうしても安全を確保するために
トンネルの全面から抜け落ちがしてはまずいということで、固めるために規定の圧を保つよう薬液の注入量をどうしても規定の圧力まで入れるようしているものですから、結果という形になりますけれども、そういった薬剤注入による
トンネル全面の保護というところで大きく増嵩になっているところでございます。特に、今言った補助工法のスパンを当初9メートルから6メートルにしないとどうしてもやっぱり解析上抜け落ちができてしまう
状況となっています。それから、注入量につきましても、1本当たり180キログラムの注入剤を確保できるよう想定し、注入圧力が2.5メガパスカルを確保できるよう考えたんですが、実際は約4倍のものを入れないと確保できないという
状況です。こういった
地質調査等はかなり精度が上がっている
状況なんですが、どうしても地山掘削するときは、最終的にはそこを確認しながらやっていかないと安全の確保ができないということで、今回計上をさせていただいたところでございます。以上ですが、よろしく
お願いいたします。
◆大畑俊隆
委員 分かりました。技術的なことなので、少し分からないんですけれども、16億円の増嵩というのはかなりの金額なので、できるだけ科学的なことで解決できればいいですけれども、今の御
説明でなかなか難しいということで理解はいたしました。
続いて、
資料9、いわゆる
トンネル工と橋梁の
工事については別段、私は問題ないかなと思っていますけれども、今の
災害のあった現道については崩落の状態がずっと続いているんだと思うんですが、この現道について、後
利用など、今後はどうなるのか、少しそこだけ
説明していただければと思います。
◎
川上学 河川課長 資料9にございます足瀬の
災害復旧工事の現道という御質問でございます。今現在は、初めに被災をした後にある程度の崩土を取りまして、この3の平面図の崩落斜面のところに少し青く塗ってある場所がありますけれども、仮設で時間と監視員をつけた形でないと交通確保できないんですけれども、そういった形で交通の確保をしている
状況でございます。これを
トンネルで全面的に復旧いたしまして、国道を
トンネルと橋梁で復旧をするという形になっております。この
道路を完了した後に、一番下に書いてあるこの部分については、村と調整をしなければいけないと思いますけれども、どういった形でこの
道路を残すとか、どういうふうにするのかということは今後、検討を進めるという形になるかと思います。
◆大畑俊隆
委員 分かりました。
続いて、
資料4を
お願いいたします。県営住宅の条例改正で、保証人を立てなくてもよろしいということ、そして分割を可能にさせていただいているということは評価できるのではないかと思います。ここで少し知りたいのは、この敷金は3か月分か何年かは分からないですけれども、大体収入にするとどのくらいなのか少し教えてください。
◎
樋口公昭 公営住宅室長 敷金の収入額でございますけれども、基本的には入居時にお預かりするものですから、特に県の歳入という形で充てているものではございません。県のほうで預かっていて、必要によってまたお返しするということで歳入
歳出外の扱いをさせていただいております。年間の金額でございますが、しばらくお待ちください。すみません、今、手元に
資料を持ってきておりませんので、また改めて御回答させていただきます。
◆大畑俊隆
委員 それは後にしまして、盛土の
関係ですけれども、それぞれの
事業者への
説明、そして
市町村への
説明が終わったということで、パブリックコメントをこれで今、取っている最中ですけれども、先ほど
課長からも少し意見は出ましたが、主に盛土に関して、
市町村、そして
事業者のお声を聞いているところだと思います。盛土についての何か不都合なものがあるのかどうか。また、意見としてどのような意見が一番多かったのか、その点を
お願いいたします。
◎
林孝標 参事兼
砂防課長 盛土条例の施行に向けた
状況についての御質問でございます。盛土に関して
事業者への
説明をしている中では、
事業者から何か不都合というような点でのお話はいただいておりません。一方で、御質問でございますけれども、地元の
説明会を開催してもらうことは条例で定めているんですけれども、その範囲について、聞いていらっしゃる方が多かったようでございます。また、それだけではなくて、基本的なところですけれども、規制の対象となるような盛土の規模であるとか、あとは対象外になるようなものがどういうものなのかといったことが、具体的に質問があったというところでございます。
◆大畑俊隆
委員 ありがとうございます。
令和5年の1月から条例施行されるわけですけれども、盛土に関しましては、JR東海の発生土の処理の問題の中で、これから木曽谷も盛土をせざるを得ないところも多々あるわけです。特に
市町村の周知徹底していただいて、各町民の皆様、村民の皆様に御理解いただけるような条例になってほしいので、できるだけ
市町村からの御相談には乗っていただければと思っています。
ねざめの
トンネルのことですけれども、
服部委員から詳細を
説明いただいたんですが、5年に一度の点検ということで、今、暫時進めているところだと思いますけれども、これについても科学的に何か調べる、もっと迅速に調べるような技術力があるのかどうか、その点について
お願いいたします。
◎
栗林一彦 道路管理課長 トンネルの
定期点検を技術的にもっと向上できないのかという話でございました。これまで
トンネル点検で人間が直接、近接目視でやって、あとは打音検査でやって、あと触診という三つの内容で点検しているんですけれども、私から年度初めにも少し紹介させていただきましたが、DXの取組の中で、今年から走行画像計測システムという車がずっと走っていきながら写真を撮って、その中でひび割れや変状を見分けていくと。打音検査は補完的に引き続きやっていくんですけれども、
トンネルの変状とかひび割れといったものは、この特殊な車を走らせることによって、DXを活用して実施していくというものに取り組んでおります。効果も実際に出ておりまして、金額、コスト縮減も図れておりますし、人手も、あと規制の日数もかなり削減できているような効果が出てきておりますので、引き続きそういった技術も使いながら、
トンネル点検を実施していきたいと考えております。
◆大畑俊隆
委員 今回の事例は、手抜き
工事といいますか、西松を含めて業者の
工事内容が悪かったということだと思うんです。そんなには多くの事例はないというお話ですけれども、こういう時代ですので、できるだけ走行画像を含めてそういう人があまり関わらなくてもつぶさに点検ができるように移行していっていただければありがたいと思っています。
それで、最後に右岸
道路についてですけれども、9月の定例会のときに青木
参事にお聞きしました。年度末になってきまして、今の町村の右岸
道路の一番の思いは、川向から田立における未計画についての計画を何とかしてくれというお話ばかりで、前回、青木
参事のほうからいただいたお言葉をそのまま返していますけれども、できるだけ地元ときちんと協議をしながら、また区民も含めて、
工事に対しては計画をきちんと練るということが重要な時期ですからと、そのとおり私も
説明しています。今年度末中には何とかできるのかどうか、今、どんな
状況なのかを少し御
説明をいただきたいと思います。
◎
青木謙通 参事兼
道路建設課長 木曽川右岸の最南部の川向田立の件でございます。一番南端部、右岸
道路が南にあって、さらに岐阜県側に向けてということの調査の
状況なんですが、いわゆるルート選定に当たっての概略検討をやっていかなければいけない
状況になりまして、そういった中で今の右岸
道路のまま、例えば4、5キロ程度の長い
トンネル設置というのも一案、それから国道19号に向けて一旦木曽川を渡るという案も一案あると思います。そういった中で、今後の利活用、あるいは
災害時の対応等含めた中で、地元とどういったルートが望ましいのかという検討を進めていきたいと思っております。その時期がいつかという話になりますけれども、今後の話なので話合いの
状況にもよりますけれども、なるべく早くやる中で方向性を見いだせれば、それに向けて次の事業化等に向けての一歩、次の調査に向けての一歩となるかと思いますので、木曽
建設事務所とともに地元とも話をしながら、しっかりと進めていきたいと思います。以上でございます。
◆大畑俊隆
委員 非常にお答えにくい質問で申し訳なかったですけれども、今、田立中津川線の王滝側の上部工がこれから設置されていくということで、だんだん先が見えてきているんです。それで、リニアの岐阜県駅を先日視察で見させていただきましたけれども、相当大きいボックス型の
建設をやっておられて、そこにやはり接続する、いわゆる取付け
道路を含めて、中津川田立線がきちんとそこに結びつくことで、木曽の国道19号を含めて、非常に可能性のある地域になってくるということも町村長が非常に期待を持っているところなんです。右岸
道路については、代替
道路ですけれども、先が見えてきているんですけれども、今の部分が非常に今、悩ましいところでありまして、南木曽町長含めて、今、一生懸命住民のところにお声がけをこれからしていくと思うんですけれども、ぜひとも早く計画を練っていただいて、
工事の完成を含めて右岸
道路がきちんと一気通貫できるように
お願いできればと思っていますので、もう一度田中部長からお答えをいただければありがたいと思います。
◎
田中衛 建設部長 木曽川右岸
道路の川向田立のところですけれども、前後区間、事業のほう、進捗してきておりますので、そこのミッシングリンクのところをつなげていかないと効果は発揮できていかないと考えております。今後進めていくに当たっての課題、しっかりと地元と意見交換しながら、一歩一歩ステップ踏んで進めていきたいと考えておりますので、また今後地元の南木曽町ほか
関係者と相談しながら進めていきたいと思っております。
以上でございます。
◆大畑俊隆
委員 ありがとうございます。ぜひとも右岸
道路、もう30年以上経過している
工事中の
道路でございますが、ぜひとも悲願でございます。一気通貫、
道路が完成できるように御尽力をいただきまして、私の質問終わります。ありがとうございました。
○
堀内孝人 委員長 本日の審査はこの程度とし、明13日は午前10時30分から
委員会を開会し、
建設部関係の審査を日程といたします。
なお、今定例会中の
委員会の開議通知は、書面通知を省略し、放送または口頭連絡により行いますので御了承願います。
散会を宣した。
●散会時刻 午後2時58分...